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代表者ブログ
一生感動

2017.07.28
カテゴリ:

上手な返済を考える

ほとんどの方が、住宅を計画する場合に金融機関の融資を受けます。
融資を受ければ、当然返済をしていかなければならない訳ですが、いわゆる「しっかりものの奥様」ほど損をする傾向にあるって話をしたいと思います。

A)
「しっかりものの奥様」は家を建てるために、せっせと毎月5万円の貯金をしてきました。
結婚して10年、ボーナスもできる限り貯金してきたので、家を建てるころには800万円貯まりました。
新婚時代から住み続けたアパートの家賃は8万円。
2人の子供にも恵まれ、長男が小学校に入るのをきっかけに、新築することに。
意中の工務店で建てようとすると、建築費用は、諸費用込みで3000万円。
たまたま土地は主人の実家で提供してくれたので有難いことです。
将来のことも考え、自己資金は300万円とし、2700万円を金融機関から借りることにしました。
35年返済、金利1.5%、固定金利として、月々の返済額は82,669円。ボーナス返済は不安定だから無しで。
これなら、返済はアパート代くらいで済むし、今まで通り毎月5万円の貯金もできそう。
35年後、無事返済が終わりました。
結局、幾ら支払ったのか計算してみると、その総額は34,721,138円でした。金利で770万円ほど支払った計算になります。
この時、ご夫婦の通帳には、最初に残した500万円と、35年間コツコツ貯めてきた貯金(5万円*12*35=2100万円)で金利も合せて26,065,334円ありました。
金利0.015%の普通預金ですから、金利はほとんどつきませんでしたが。

B)
「返済上手な奥様」は家を建てるために、せっせと毎月5万円の貯金をしてきました。
結婚して10年、ボーナスもできる限り貯金してきたので、家を建てるころには800万円貯まりました。
新婚時代から住み続けたアパートの家賃は8万円。
2人の子供にも恵まれ、長男が小学校に入るのをきっかけに、新築することに。
意中の工務店で建てようとすると、建築費用は、諸費用込みで3000万円。
たまたま土地は主人の実家で提供してくれたので有難いことです。
家を建てるために貯めてきた800万円を自己資金とし、2200万円を金融機関から借りることにしました。
新築をきっかけに貯金は一旦お休みとし、その分も返済にあてることにしました。
1.5%の固定金利で、ボーナス返済は不安定だから無しとすると、月々の返済額は128,954円。
アパート代が8万円で貯金を5万円してたわけですから、貯金さえしなければ払っていけそうです。
この場合、16年で完済することになります。
16年後、無事返済が終わりました。
結局、幾ら支払ったのか計算してみると、その総額は24,759,068円でした。金利で275万円ほど支払った計算になります。
返済終了後、ご夫婦は今まで返済にあてていた13万円を毎月貯金(13万円*12*19=2964万円)することにしました。
19年後、通帳には、29,673,968円ありました。
金利0.015%の普通預金ですから、金利はほとんどつきませんでしたが。

どうですか。
特別なことは何もしてませんが、(B)のご夫婦の方が19年も早く返済から解放され、しかも35年後の預金は360万円も多いことになります。

自己資金の多い方ほど、将来の不安解消のために自己資金を残す傾向にありますが、例えば貯金を500万円残す、ということは、言い換えれば、500万円を金融機関から1.5%で借りてきて、そのお金をそのまま0.015%で貯金しているのとなんら変わらない、ということですし、返済中にもかかわらず毎月5万円の貯金をするというのも、毎月金融機関から5万円を1.5%で借りて、そのまま0.015%の預金に回しているだけ、という貸す側有利なロジックに陥っていることに気付かねばなりません。