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永く飽きの来ない住まいをつくる
住まいは、流行を追うファッションではありません。時代に関係なく、タイムレスな存在であるべきだと考えます。ここ静岡県遠州地方の気候風土を理解し、川上の山で採れる杉や、いずれは土の還すことのできる素材を使って、いつまでも飽きが来ず、こころゆたかに暮らすことのできる住まいをつくりたいと願っています。
扇建築工房の設計作法。
扇建築工房では、これらのことを大切にしながら設計を行なっております。
落ち着く天井高
無駄に天井を高くするのではなく、椅子に座ったり、床に座になるなどしたときしっくり落ち着くことのできる天井高で空間を構成します。階高も抑えることで美しい佇まいとすることもできます。
風の通り道を考える
家の中でも風を感じることができれば、過度にエアコンに頼らずとも夏を涼しく過ごすことができます。風向きや窓の配置を考慮し、風の通り道のある住まいを設計します。
手触りにこだわる
手すりやドアノブなど、日常なにげなく手にするところの素材や形状にはとことんこだわっています。そうした当たり前に使うものの品質が日々の暮らし全体のクオリティや満足感を高めます。
ソトとつながる
風や光といった心地よいものは全てソトからやってきます。季節の変化を感じることは感性を育むことにつながります。四季のある日本ならではの暮らしの愉しみ方を大切にしています。
座で暮らす
併設されたソファに腰掛けたり背もたれにしたりと自由な格好で寛ぐことのできるタタミリビングを提案しています。ダイニングとひとまつながりとし、いろいろな居場所をつくり出すことができます。
炎のある暮らし
薪ストーブの揺らぐ炎は、見ているだけで心安らぐものです。手間を掛けて暮らす愉しみもある薪ストーブは、弊社で建てた物件のかなりの割合で採用いただいています。安心してご採用いただけます。
こだわりの素材
天竜焼杉
地元天竜の杉を手仕事で焼杉に仕上げています。炭化させることで耐久性が生まれる上、落ち着いたたたずまいの住まいとなります。
なぐり
杉の三層構造の構造用のパネルの表面をなぐり加工にすることで、素足で歩いた際にとても心地よい風合いを感じる床材に仕上げました。
漆喰
内壁には調湿・消臭効果がある漆喰を採用しています。ビニルクロスの10倍の調湿性を持ち、臭いの元になるカビや細菌やホルムアルデヒドを分解してくれます。100年掛けて固まっていく性質をもち、ビニルクロスのように定期的な張り替えも必要ありません。そしてなにより、その風合いは落ち着ける空間には欠かせないものです。
家づくりの流れ
《プラン作成まで》
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見学会参加
まずは見学会で私たちの家づくりをご確認ください。
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設計依頼
家づくりを頼みたいと決めたら設計をご依頼ください。
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敷地確認
建築地を確認し、敷地を読み取ります。
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ヒアリング
ご家族の要望をお伺いします。
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基本設計
敷地の読み取りとヒアリングを元にプランします。
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プラン提示
図面・模型でプランをご提案します。
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本契約
基本設計が決まり、見積もりが確定すると本契約となり、工事がスタートします。
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地鎮祭
施主様立会いのもと、地主神を鎮めるとともに家の繁栄と工事の無事を祈ります
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地盤調査
スウェーデン式サウンディング試験にて、地盤の状態を確認します。
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基礎工事
安心して暮らせるよう、扇建築工房ではベタ基礎を採用しています。
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上棟
ご希望の場合には、工事の無事完成を祈り上棟式を行います。
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木工事
大工さんが行う木の家づくりの基本となる工事。この善し悪しがこのあとの工事にも大きく影響します。
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仕上げ工事
大工さん以外の工事です。それぞれ専門の職人が入れ替わりで現場に入り、住まいを仕上げていきます。
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完成検査
申請通りに施工されたかを検査します。設計図書通りに施工されたことを確認後、検査済証が発行されます
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お引き渡し
検査完了後、お引き渡しとなります。