代表者ブログ
一生感動

2018.04.01
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新年度を迎えるにあたって

今日から扇建築工房は17期目を迎えました。

30才の頃、新卒で入社した中堅のハウスメーカーで管理職を経験させてもらってた私。
何不自由のない社会人生活を送っていましたが、ふとしたことで何かの糸が切れてしまい、気付いたら退職願いを握りしめてました。
それから縁あって元の上司と起業したのが平成12年の暮れ。
自分なりに頑張ってたつもりだったが、2年程経った頃、まさかのクビ宣告。
これにはさすがに参りましたが、まったく動じないカミさんの「なんとかなるっしょ!」に勇気づけられ、平成14年10月11日 扇建築工房設立。

今では考えられませんが、朝から晩まで飛び込み営業に明け暮れる毎日。
はじめていただいた仕事は便座の交換。見積りは8万円ほど。
それはそれは嬉しいやら有難いやらで、取り付けたトイレを削れるほどに磨いた時のことが昨日のように思い出されます。

あれから、良いことも悪いことも、まぁいろいろ。
いろんな経験をさせていただきました。
いろんな出会いがありました。
いろんな別れも。
でも思い返せば、圧倒的に充実した、そして楽しい人生を送れているように思います。

ここ数年、エンドユーザーの方々だけでなく、プロの方々にも一定の評価をいただけるようになりました。
そして、会社の成長に伴い、日に日に気づかされるスタッフの著しい成長もまた頼もしい限りであります。

工務店の価値は継続にあります。
何千万円もの財産を託してくださった建て主さんの為に、地域工務店は絶対に潰れちゃいけない。
この先、何十年も何百年も皆様から必要とされる企業でなくてはならない。そう思うわけであります。

実は、工務店経営者の一番の悩みは「事業継承」です。
どんなに優秀な工務店でも、継承者がいなければ建てさせていただいた住まいを守れません。

おかげさまで扇建築工房には私よりずっと優秀な才気みなぎる若いスタッフがたくさんいます。
そして彼らは扇建築工房が大好き、なはずです。(笑)

この度、事業継承を決意いたしました。
こんな素晴らしいスタッフ達にバトンを渡せる私は世界一の幸せ者であります。
新体制を迎えましても、どうか変わらぬお付き合いの程よろしくお願い申し上げます。

扇建築工房
代表取締役 佐藤友也
専務取締役 井口慎弥
千田直矢
増田智香子

(グループ会社)
Fan renovation 代表取締役 松坂俊一
Fan landscape 代表取締役 宮澤輝光
Fan material 秋村龍吾

くず不動産
代表取締役 鈴木昌司
内山沙誉子