代表者ブログ
一生感動

2017.10.18
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相続されていない土地

クライアントが見つけてきたある土地。

売ってもいいよ、というよりはむしろ買ってもらいたい、とのことで相談がありました。
早速売主さんにお会いして話を聞くと、今でも残っている茶畑は管理するものが誰もおらずに荒れ放題。
草刈りをシルバーさんにお願いするたびに出費ばかりが嵩んでしまうので、なるべく早く手放したいと。
ところが謄本をみると、所有者が依頼者と異なっている。
亡くなった親の名義のままだ。
ん~、嫌な予感。

良くあるケースなんですが、土地の所有者が亡くなっても相続の処理がされていないこのパターン。
売買などが発生した段階で相続の手続きを行おうと思ったところで、ほとんどの場合、上手くいきません。
相続が発生した時に手続きできなかったのにはなんらかの原因があったのでしょうが、この原因を時が解決してくれることはほぼないわけです。
売買などを行おうとした段階で、寝た子をおこすことになるだけで、当時の問題をぶり返してしまいます。

親が亡くなった・・。
こんな時は、もめ事を恐れずに、まずは相続手続きだけでも済ませておくことをおすすめします。