スタッフブログ
切磋琢磨

2020.11.30
カテゴリ:

自分で調べる自分の敷地

こんにちは、扇建築工房の井口慎弥です。

自分が家を建てようかなあと思っている土地
買いたいなあと思っている土地があるとして

まだ具体的でもないし
建築会社に相談するのも、まだ早い気もするし、

ということだったら

自分でその土地がどんな土地か、少し調べてみることはできます。

前は、市役所や県土木事務所に行って、担当部署をいくつも回って調べる必要がありました。

ちょっと複雑な案件になると「隣の窓口で聞いてください」と言われ隣へいくと、
おなじように「隣の窓口で聞いてください」と言われ
謎のループにおちいることもしばしばでしたw。

それはさておき、今は情報がウェブ上で公開されているので概要は簡単にわかります。


ここ静岡県浜松市では、市のウェブサイト内に
「浜松市地図情報サイト」があります。
https://www2.wagmap.jp/hamamatsu/Portal

このうち「都市計画マップ」へ進んで、マップ上で対象地点をクリックすると
法令上の様々な指定が分かります。

用途地域
どんな建物を建てられる地域かが分かる(住宅・店舗・工場・マンション・・)

建ぺい率・容積率
どれくらいの大きさまで建物を建てて良いか分かる
(参考記事)「自分の土地なのに敷地いっぱいには建てられない」

防火地域
防火の関係で特別な対策が必要かが分かる

ほか:
いろいろ


おなじところの「道路台帳図」からは
道路法上の道路情報が分かります。

これだけで道路関係すべては分からないのでほかにも調べることがあるのですが
目の前に公道があれば概ねは大丈夫です。

反対に極端な例では
見た目は全く道路でないのに、調べてみると真横に道路が通っていて
道路近くに建築する場合の高さ規制がかかるため、実質家建てられない

というケースに当たったこともあります。
めったには無いことではありますが。


ほかには

「静岡県地理情報システム」
https://www.gis.pref.shizuoka.jp/?z=9&ll=34.9791%2C138.3831&t=roadmap&mp=1101&op=70&vlf=-1

この内
「第3次地震被害想定」から
広域エリア的に軟らかい地盤かそうでないか
(参考記事)「「地盤が悪い」ときの対策2つ」

「地質情報マップ」から
地盤データの閲覧できます。参考程度に付近の傾向は分かります。


こちらからも地盤データが閲覧できます。

「国土地盤情報データベース」
https://publicweb.ngic.or.jp/public/publicweb.php


具体的になったら、特に土地購入の場合には、購入前に建築設計者に相談されてみてください。

井口慎弥
扇建築工房
iguchi@ougi.jp