代表者ブログ
一生感動

2017.07.08
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賢い不動産売買・・⑤資金調達

契約が滞りなく終わると、次は残金のお支払いと同時に、所有権の移転登記(いわゆる決済)をいたします。

通常、契約から決済までの期間を1~2か月いただき、その間に、借入手続き(金融機関を決定→融資申込→融資承認→融資実行)をいたします。
と、言うだけなら簡単なんですが、これがなかなか大変です。

融資を申込む、ということは、融資金額(=土地費用+土地諸経費+建物費用+建物諸費用ー自己資金)を決めなければなりません。
つまりは、建物の大凡の計画が決まってなくてはなりません。
土地の契約をしてから、建物の計画をしていたのでは、到底間に合わない訳で、土地に目星を付けるころから、土地の購入手続きと並行して建物を計画を立てていく必要性がありそうです。

そんなだったら、売主さんに言って、契約から決済までの期間を延ばしてもらえばいいじゃない。
当然、買主さんであれば、誰もがそう思うことでしょう。
ところがこの考え方、売主さんにとってはデメリットしかありません。

売買契約が交わされた物件ですので、勿論、売主さんは他の方に売ることもできませんし、決済(所有権移転)までの固定資産税、都市計画税は全て払わなければなりません。草だって刈らなければなりません。その土地のすべての保全義務を負い続けるわけです。

こうしたことから、ひとたび人の手に渡るとなった土地であれば、一刻も早く手放したいのは当然のことでして、長くとも1~2か月で期限を切られるのが不動産取引の常識となっております。
こうした、売主さんの事情もちゃんと理解した上で、「申し訳なさそうに」期間の延長をお願いしてみましょう。

さて、上手な資金、返済計画方法についてはココでは触れませんので、興味のある方は、弊社の資金計画セミナーにご参加ください。

それから、頑張って自己資金を貯められた方。
自己資金を頑張って貯められた方ほど、自己資金を使いたくない傾向にあるようです。(笑)
お気持ちはよ~く分かりますが、家を建てるために貯めた自己資金を、なるべく使わないようにして、その分借入れを増やしたところで、銀行や銀行に紐づいているFPの思うつぼです。
これ以上言うと敵が増えますので、今日はこのへんにしておきます。(汗)