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代表者ブログ
一生感動

2006.01.21
カテゴリ:

木材の話し

山リクエスト第二弾、『木材の話し』

住宅に使われる木は『無垢』『集成』のどっちかに分類されます。
扇建築工房では基本的に天竜川水系から伐採する無垢材を使い建築しておりますので、無垢材について書きます。
今日は、無垢材の長所、短所なんかじゃなく、ちょっと違った切り口で。

日本は住宅の構造材に最も適すといわれる杉、桧の豊富な産地です。
これは、特に杉林に関して言うと、戦後、国土復興の事業として造林した結果なんです。
杉の造林面積は、なんと国土の12%にも及ぶといわれています。

当時は、戦後の資源不足を解消する為に国の事業として、造林したはずなんですが、杉林が成長する間のたった数十年の間に、日本は工業化製品社会に変貌を遂げ、杉材の用途が石油、金属製品に置き換わってしまったんです。

まさか、そんな事になるとは思ってもみなかった杉達は自然の恵みをいっぱいに受けてスクスクと育ち、まさに今、構造材としての適齢期を迎えた訳ですが、気付けば行き場が無くなっていた、という訳です。
そう、成長している間の数十年を待ちきれない住宅業界は、成長中の杉達の存在をすっかり忘れ、輸入材や集成材で資源不足を補ったんです。
そして、工業化製品慣れきってしまった住宅業界は、山に背を向け、森林から目をそむけていったんです。

結果的には、木が売れない→山に手入れが行き届かない→山が荒廃→自然災害、といった悪循環をうんでしまっているんです。
そこで、この悪循環を解消すべく、さまざまな分野の人たちが森林の活用を促し、環境を守るために活動しているわけなんです。

まさに、『ロハス』

環境や自然保護、こういった角度から住宅創りを見てみるのも面白いモンですよ。